健康・こころの元気・日々明るい生活を目指す

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今朝満員電車の中で「道は開ける]ーD・カーネギー著;東条健一訳の本を読んだ。印象的だったのは「人に感謝を期待すると不幸になる。感謝を期待するのではなく、与える喜びを」、のあたりを読んでなるほどと感じた。かつて、私も人にものを与えて、相手が喜んでいる姿がうれしく、また人にやってあげたい気持ちになっていた。例えば、会社の仲の良い人に、自分がおいしいと思うものは、会社まで持って行って人にあげるのが好きだった。「与えて喜ぶ」ことをやっているうちに、高い牛肉をキロ数で買ってきては、口当たりの良い味付けで調理した料理の半分以上を、満員電車の中で渡す相手の喜ぶ姿を思い浮かべながら会社まで持っていた。そして、期待した通りに牛肉料理を仲の良い友達に渡した時には、あの喜ぶ笑顔にとてもうれしく感じ、また彼女がお家まで持ち帰った後でご家族がおいしく食べるご様子まで私に教えてくれた時には、幸せさえ感じたことだった。私はこの与える喜びがたまらなくなって度々いろいろ料理を作っては持って行ってあげた。私があまりにこれにハマっているのを見兼ねていた主人が「そんな高いものを全部人にあげるのを止めてください!あなたはそんな金持ちか!」、と叱られたから、やっとしぶしぶ頻度を減らした。確かに私は安い給料で自分が欲しいものにもためらっていたのに、「与える喜び」のために、高いお金を払って時間もガス代も惜しまずにやっているのを見ていると、一円でも節約したがる主人にとっては、許し難いことだったでしょう。今朝この「与える喜び」の文章を読んでかつて自分が無理をしてでも、その喜びに無性になっていた自分の姿に苦笑した。「与える喜び」も自分の経済都合に合わせてほどほど楽しむべき、だと感じた。皆様は「与えて喜ぶ」のを感じたことはありませんか?